「最近、ゆっくりできる時間が増えたから、何か手作りを始めたい」
「裁縫は初めてだけど、大丈夫かな…」
そんな方にぴったりなのが、パッチワークです。
布をつなぎ合わせて作るパッチワークは、基本的な縫い方さえできれば誰でも楽しめるもの。特別な経験や高価な道具がなくてもスタートできます。お気に入りの柄をいくつか組み合わせるだけで、自分だけのオリジナル作品ができあがるのが魅力です。
もちろん、大掛かりなキルト作品など、こだわり出すと奥が深いのも魅力の一つ。ここでは、パッチワークの基本から、まず作ってみたい簡単な作品例、そしてよりステップアップしたい方向けのヒントまでをまとめました。
1. パッチワークを始める前に知っておきたいこと
布の組み合わせが最大の楽しみ
色や柄の異なる布をつないで作るパッチワークは、自分好みのテイストを自由に表現できる点が一番の魅力です。家に眠っている端切れを組み合わせるだけでも、思わぬデザインが生まれてワクワクします。
道具は最小限でOK
必要な道具は、基本的に針と糸、裁ちばさみ、定規、布用ペンなど、一般的なソーイング道具のみ。ミシンがあると効率よく縫えますが、手縫いでも十分に楽しめます。初期費用がかからないので気軽に始められるのもポイントです。
最初は直線縫いで失敗しにくいものを
パッチワーク初心者には、直線縫いだけで作れる作品がおすすめです。複雑なパターンにチャレンジしたい気持ちを抑えて、最初はコースターやランチョンマットなどの平面アイテムを作ってみましょう。大きすぎないサイズなので、成功体験を得やすく達成感もひとしおです。
2. 初心者におすすめ!まず作ってみたい作品
コースター

- 材料例:手持ちの小さな布切れ数種類、キルト芯(薄めの綿でも可)
- ポイント:
- 大きさは10~12cm程度がおすすめ
- 同じ形にカットした布を数枚つないで、一枚のコースターに仕上げる
- 飲み物を乗せる面なので、汚れても気にならないように濃いめの色を使うと安心
ランチョンマット
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- 材料例:A4サイズほどに裁断した布を数種類、キルト芯
- ポイント:
- テーブルを華やかにできる実用的なアイテム
- 裏布をかわいい柄にすると、リバーシブル仕様で楽しめる
- 家族分を作ることで、縫うスピードや手順にも慣れる
ピンクッション(針山)

- 材料例:余ったはぎれ、綿やキルト芯
- ポイント:
- 裁縫用具として活躍するので、作っておくとパッチワークを続けるときに便利
- 小さいサイズのため、余り布の活用にも最適
3. 作品をワンランクアップさせるコツ
配色を考えて統一感を出す
布の色や柄をランダムに選ぶのも楽しいですが、同系色でまとめる、差し色を一色だけに絞るなど、配色のルールを決めると作品全体にまとまりが生まれます。
キルト芯でふっくら仕上げ
パッチワークをキルト芯と合わせて縫うと、ふんわりとした立体感が加わり、温かみのある仕上がりに。バッグやマット類には、程よい厚みをプラスできるのでおすすめです。
アクセントに刺しゅうやレースをプラス
少し慣れてきたら、縫い代や布の継ぎ目にステッチを入れてみると、ワンポイントのアクセントになります。さらに、レースやボタンをあしらっても個性的なデザインに仕上がります。
4. もっと作ってみたい人に!おすすめアイテム紹介
パッチワークの魅力にハマってきたら、もう少し手の込んだアイテムに挑戦してみるのはいかがでしょうか。下記のような作品の作り方を、別ページでご紹介しています。
小物入れポーチ

- ファスナーや内ポケットなど、いつでも持ち歩ける実用性も高いアイテム。
- 好きな布を組み合わせて、持ち歩くだけで気分が上がります。
クッションカバー

- ソファやベッドに置いておくだけで部屋の雰囲気が変わる便利アイテム。
- 大きめの生地をつなぐ練習になり、縫い合わせのコツが身につきます。
ショッピングバッグ

- 布の組み合わせが多い分、デザインにこだわる楽しさがあります。
- 持ち手の取り付けなど、少しレベルアップした工程にもチャレンジできます。
ベッドカバー

- ここまでいくとさすがにプロ級ですね!でも時間さえかければ全然可能です!
- 大きな作品を作るとパッチワークの醍醐味を味わえます。
- 配色やパターンを考えるのが楽しく、本格的なキルトにも挑戦可能です。
5. パッチワークを長く楽しむためのヒント
リサイクル布を活用
使わなくなったシャツやスカートなどをリメイクすると、思い出も重ね合わせた作品になります。エコや節約にもつながる一石二鳥の方法です。
製作途中は一つの箱にまとめておく
パッチワークは続けていくうちに布の種類や細かなパーツが増えがちです。プロジェクトごとに道具や布をまとめておくと、いつでもサッと再開できます。
仲間と情報交換する
趣味の会やSNSを通じて、パッチワークを楽しんでいる人と情報交換するとモチベーションがアップします。新しいアイデアや作品例を見れば、次の目標も見つかるはずです。
まとめ:まずは小さな作品から気軽にスタート
パッチワークは、少ない道具と簡単な縫い方でも素敵なアイテムが作れる手芸の一つです。最初はコースターなどの小物でコツをつかみ、慣れてきたらクッションカバーやバッグなど、少しずつステップアップしてみてください。
さらに詳しい作り方や具体的なレシピは、ほかのページで丁寧に解説していくつもりです。ぜひこのページをお気に入りに登録して、あなたの生活を彩るパッチワーク作品を作ってみましょう!
まずは手始めにどんな道具を揃えればよいかを以下の記事でご説明しています。よろしければどうぞご覧ください。
高齢者でも無理なく始められるパッチワーク:必要な道具と簡単ステップ解説 | ゆたか日和
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